◆マトリックス・レボリューションズ(2004/2/4の日記より)◆
仮想現実であるマトリックス内ではなく、現実の世界で
マシンの刺客センティネルに対して力を発し、そのまま意識不明となったネオ。
トリニティは献身的に看護するが、一向に目覚める気配はない。
ネオの脳波の動きは、マトリックスに入っているときに似ているというが、
いくらマトリックス内をスキャンしてみてもネオを見つけることはできなかった。
ネオの意識はどこへ行っているのか?
そんなとき、オラクルからモーフィアスに呼出がかかり、
トリニティと共にセラフの案内でマトリックス内のオラクルの元へ。
以前とは外見の違うオラクルに疑念を抱くモーフィアスとトリニティ。
オラクルは、ネオたちを手助けするという選択のための大きな代償として、
今までの姿を失わざるを得なかったという。
そして、ネオの居場所のカギを握るのは、
メロビンジアンの部下トレインマンであると聞いた、
セラフ、モーフィアス、トリニティは、トレインマンを追うが、
あとちょっとのところで取り逃がしてしまう。
一方ネオは、とある地下鉄のプラットホームで目覚めた。
女の子が倒れている自分の顔を覗きこんでいる。
「ここはどこだ?マトリックスなのか?」
と尋ねるネオ。
違うと答える少女。
そして、少女の両親らしき男女が現れる。
「ここは、あなたたちの世界と私たちの世界の間にあたるところなのです。」
そう答えた父親も、その妻もまたマトリックスの一プログラムだという。
そして、二つの世界をつなぐのがこの地下鉄であり、
ここを管理しているのは、トレインマンで、
これから彼らは「愛する」娘サティを漂流者(エグザイル)とし、
自分たちが犠牲となってでもサティを助けるのだという。
そして、そのための電車がくるのを待っているらしい。
奇妙に思うネオ。
「プログラムにも感情があるのか?」
父親は答える。
「愛も単なる言葉に過ぎないのです。」
やがてホームに入ってくる地下鉄。
そこから脱出するために一家と共にその電車に乗ろうとするネオだったが、
トレインマンの阻止により取り残されてしまう。
モーフィアスたちは、トレインマンのボスであるメロビンジアンのナイトクラブへ向かう。
メロビンジアンは、ネオの居場所を知っていた。
しかし、ネオを引き渡す代わりに、
「予言者の目」を要求するメロビンジアン側との交渉は決裂。
機転と武力でメロビンジアンを追い詰めたトリニティたちは、
ネオの居場所へと案内させる。
途方にくれたネオが立つプラットホームに、
再び地下鉄が入ってきた。
その運転席にはトレインマン。
そして、開いたドアから降りてきたのは、トリニティだった。
再会を確認するかのように抱き合う二人。
なんとかネオは脱出に成功。
現実の世界に戻る前に、オラクルに会いに行く。
ネオもまた姿の変わったオラクルに驚くが、
彼女であることをすぐに確信する。
スミスが一体なんなのかを尋ねるネオに、
オラクルは
「スミスはあなたに相対するもの。影の部分。
均衡を保とうとする世界が生んだもう一人のあなた。」
と告げる。
そして、
「始まりあるものには必ず終わりが来る。
スミスかあなた、どちらかが必ず倒される。
彼を倒せるのはあなたしかいない。」
といい、ネオに全てを託すのだった。
ザイオンでは、刻一刻とせまる無数のセンティネルを撃退し、
ザイオンを守るための準備が着々と行われていた。
町へ侵入される前にドックでなんとかしようと、
対策を練るロック司令官と元老院。
マシンに致命傷を与える電磁パルス砲もない今、
頼みの綱は乗りこみ式の戦闘型ロボットAPS(だっけ?名前忘れた(^^;))。
その整備もすすむ中、年齢が若く戦闘参加資格のないキッドもまた、
闘いに参加しようとミフネ隊長に頼み込み、弾丸補充の任務を与えられる。
また、女性や子供たちが避難する中、ジーは爆弾作りに励むのだった。
ネオが戻った今、モーフィアスたちは急いでザイオンへ向かう。
途中、座礁しているロゴス号を発見。
乗組員も、ナイオビも無事だった。
ロゴス号、ネブカドネザル号、ハンター号の乗組員がそろった中、
ネオは、マシンシティに行くために、ハンター号かロゴス号、
どちらかのホバーを貸して欲しいと申し出る。
絶対反対だというローランド船長。
しかし、ナイオビはネオの覚悟を知り、自分のロゴス号を貸すという。
一緒に行くというトリニティを連れて、
ネオは修理・燃料補給したロゴス号に乗りこみ、
ハンター号はそのほかのメンバーを乗せ、ザイオンへ向かうのだった。
そのザイオンでは、侵入してきたマシンと人間の闘いが始まった。
ハンター号が向かっていると知ったロック司令官は、
ゲートを開ける様指示。
しかし、ゲートもまたセンティネルだらけ。
機関銃の集中砲火でセンティネルたちも減っていくが、
APSもまた次から次へと倒れていく。
いざマシンシティへと向かおうとするネオたちだったが、
直ったはずのロゴス号が動かない。
電気系統をチェックしに行ったトリニティを何者かが襲った。
スミスの精神が乗り移っているベインが目覚め、
ロゴス号に乗りこんでいたのだ。
狭い艦内でネオとベイン。
眼を焼かれてしまうネオだったが、心眼で見えるスミスの影から、なんとかを倒す。
目が見えなくなったネオの代わりに、
トリニティが操縦し、マシンシティにたどり着く。
無数のマシンの襲撃を避け、あるいはネオがパワーで撃退しながら進むロゴス号。
一瞬、雲の上に出たロゴス号を太陽が照らす。
「なんて美しいの…」
つぶやくトリニティ。
なんとか心臓部へ突入したネオたち。
しかし、トリニティはその衝撃で致命傷を負い、
ネオに愛の言葉を告げ、静かに息を引き取るのだった。
ザイオンでの死闘はマシン優勢となっていた。
ドックを破られ、とうとうザイオンの町に侵入されようとしている。
しかも、無限とも言える何万匹ものセンティネルに、
最後の一機、ミフネ隊長もまた散っていった。
ミフネの乗っていたAPSでゲートを破壊して開けるキッド。
そこへ飛びこむハンター号から、最後の電磁パルスが放たれ、
そこにいた全てのセンティネルたちが機能停止した。
第一陣のマシンたちをなんとか殲滅できたものの、
まだ第二陣が来る。
町に侵入された時、それは人類の全滅を意味する。
なんとかしなければならないが、電磁パルスを使用した今、
ザイオン側の機械のマシン武器もまた使えない。
最後のときが足音を立ててやってくるのか。
万事休すのザイオン。
悲しみを振り絞り、マシンシティの心臓部でネオはマシンのボス、デウス・テクス・マキナと取引をする。
今やマキナにも制御不能となった脅威の存在・スミスを、
自分が倒してみせるかわりに平和を望む…
ネオの提案をマキナは飲み、
マキナの導きでネオはマトリックス内へ。
マトリックス内の人という人は全てスミスにコピーされていた。
土砂降りの中、スミスとネオの最後の闘いが始まる。
ネオも互角の闘いをしていたものの、
セラフやオラクルをも取り込んだスミスのパワーはすさまじいものだった。
ネオをコピーするスミス。
これでスミスはさらなるパワーを得た・・・・・・はずだった。
スミスに取りこまれたネオは、スミスを内部から破壊。
ネオとの約束通り、マキナはザイオンへの攻撃を止める。
抱き合い、喜ぶザイオンの民たち。
そして、マキナの前には命尽きたネオが横たわるのだった。
公園にたたずむアーキテクトとスミスから解放されたオラクル。
アーキテクトは言う。
「(ネオとの)約束は守る。マトリックスから出たい者は出てもかまわない。」
オラクルの元へ走りよるサティとセラフ。
サティがネオのために昇らせた朝日が輝くのだった。
んっとね~、まず思ったのは、
「こ…これだけ?」( ̄~ ̄;)??
意外にあっさり終わったわ。
というか、これで終わっていいのか?とも思えるんだけどさ。
前作・前々作でかなりすごいことしてたのに、
最後があっさりしすぎかも。
キアヌは、この第三作目は「死」だって言ってた。
確かにそうだけど…ねぇ…
ストーリー自体はすごく完結なの。
結局、ネオの相対的な存在がスミスであり、
ネオが強くなればなるほどスミスも力をつける。
そのスミスは、最初はマシンがコントロールしていた
ウィルス駆除ソフトみたいなもんだったんだけど、
マシンが制御できなくなって暴走気味なの。
マトリックス内だけでなく、現実の世界にも干渉しだしたから、
マシンにとってもマズい存在だろうとふんで、
ネオは、マシンの親玉に
「自分がスミスを倒すから、ザイオンを襲うのをやめてくれ」
って条件をだしたわけさ。
で、ネオは、スミスにわざと自分を取りこませ、
内部から自爆したのね。
ザイオンには平和が戻ってめでたしめでたし。
なんだけど、わきあがる疑問…
マシンは電源補給のために人間を培養してて、
その人間に自分が電池であるという現実を悟らせないために
マトリックスという仮想現実を作り出し、
いわゆる夢を見させてたわけよね。
でも、もう人間を電源としなくても大丈夫な方法を得たから、
最後の人間の砦ザイオンを総攻撃した。
・・・・・・そこで、ネオとの取引で、「平和」を与えた。
これで本当に人間は救われたんだろうか?
どちらかがどちらかを支配する世界がおわり、
人間と共存することになるのかな?
培養ポッドにつながれたままの培養人間も解放されるのかな?
となると、マトリックスという仮想現実世界の存在も必要なくなるってこと?
で、サティってなんのプログラム?
良かったのはねぇ、ミフネ船長(笑)
漢だわ~、男だったわ~
顔も三船さんになんとなく似てたし(笑)
さすが日本のアニメーションおたくなウォシャウスキー兄弟が
監督しているだけあって、
乗りこみ式の戦闘ロボットの案とか、
雨の中のスミスVSネオなんかはドラゴンボールみたいだったわ(笑)
どっちがスーパーサイヤ人か知らないけど(笑)
最後に、マシンシティに行ったネオの取引に応じ、
スミスと最後の戦いをさせるために
ネオをマトリックスに送るマキナのシーン。
たくさんの触手がニョロニョロ出てきて、ネオを抱え、
そのうちの一本がネオの後頭部にジョイントされるんだけど、
そのシーンと、ネオが戦い終わって死んだあと、
ネオの体をそっと横たわらせ、退いていくニョロニョロが
こたっぺ☆には『風の谷のナウシカ』のラストシーンに見えてしまった(笑)
触手がオームの触手に見えるのよ~(笑)
って、ネオはナウシカか!?
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